武井中心に腐の萌え吐き出しブログ。
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双子姫/黒葉
2011.10.25 Tuesday
第二王子の憂鬱
無事に姫――否、第一王子を城に連れ帰って一息。
「全く、あんたらは…」
許嫁のアンナが怒りを体現してくれるから、葉のすることは単純にハオを心配することにつきていた。
「まぁ、ハオも無事に帰ってきたことだし、いいじゃねぇか。」
「あんたがそんなんだからこの女装癖は、」
「きゃっ」
たぶん続きは罵りとお説教になる予定だったのだろう、だが姫の虚胸をワシと掴んだアンナがストップモーションをかけたように止まる。
乙女のような悲鳴をあげた女装姫を、いつもならば気持ちが悪いと一刀両断するところだろうに、どうした?と目線で問うよ葉に答えずアンナは次いで突然ハオのドレスをめくり上げた。
「ちょ!?アンナ!!?」
実の兄のそれとはいえ、スカートの中を見るのははばかられて慌てて目を隠した葉の動揺も気に止めずアンナは低くこぼした。
「……ない。」
「は?」
スカートを戻して、ハオと対峙したアンナは呆れたものか怒ったものか迷ったような声。
「なに本当に雌になってんのよ。」
指の隙間から見えたハオは、怒気を含んだアンナには葉が絶対にとれない反応を返した。
「……えへ☆」
第一王子改め女装姫改め、プリンセスの言うことには。
籠城中待っていた王子様(葉)が迎えに来てくれたと思ったら、何かが分裂してしまったそうな。
自分(姫)は王子様と帰りたいが、分裂したそれは残ると言う。
から、置いてきちゃった☆
だそうだ。
第一王子が王子を置いてきてどうするのだ、と。
お前が役目を半分残してきたのだからお前が取りに行け、と。
許嫁の雷になる前のピリピリとしたプレッシャーをかけられて葉は自室に戻っていた。
鏡には、我儘な兄に付き合って半生、彼に振り回されるのは慣れているはずの疲れた自分の顔。
「まったく、まいっちまうなー…」
誰にともなくごちる。
「本当、面倒くさい。」
その愚痴に、帰ってきた返事。
鏡には、見慣れた顔。
けれど、それは兄の現在の姿のように趣味の悪い格好をしている。
「まぁしょうがないんよ、ああいう人だからな。」
「しょうがなくなんてない。」
――先程は、アンナの前で驚いて見せたが、ハオがああして分裂したことを葉自身あまり驚いていない。
きっと鏡の中の女の姿をした自分の分身の幻覚も、気を許せば兄と同じように実体化するのだろう。
「どうしてハオの尻拭いを葉がするの?どうしてハオは王子の役目を果たさないの?どうして葉は自分のしたいように楽に生きられないの?」
そしてハオが分裂したように、こうして葉の本音を体現する。
「さぁハオを迎えにいかんとなぁ。」
お姫様の映った鏡には答えずに、また一人ごちる。
「いってらしゃい。」
見送りの言葉を後ろに聞いて、葉は扉を閉めた。
プリ☆ハオが居るならプリ葉もいるのか。
プリハオはハオ口調そのままだけど、プリ葉は女言葉がいいなぁ。そして黒葉王女。
黒さで言ったら、魔王ハオ>プリ葉>王子葉>プリハオ。
でも性格の悪さで言ったら、王子葉>プリ葉>プリハオ>魔王ハオ。
魔王ハオは純粋に悪なだけで、性格は悪くないイメージ。
というかリミックスで魔王ハオがピックアップされなくてSHIT!
だが“黒”騎士レンだと…黒だなんて暗黒面落ち、魔王ハオサイドに堕ちて勇者パーティーと対立!仲間割れwktk!!なんなら魔王ハオ&プリハオ×レンの3Pだとぉお!とたぎったから、まぁそれはそれで美味しいです。
無事に姫――否、第一王子を城に連れ帰って一息。
「全く、あんたらは…」
許嫁のアンナが怒りを体現してくれるから、葉のすることは単純にハオを心配することにつきていた。
「まぁ、ハオも無事に帰ってきたことだし、いいじゃねぇか。」
「あんたがそんなんだからこの女装癖は、」
「きゃっ」
たぶん続きは罵りとお説教になる予定だったのだろう、だが姫の虚胸をワシと掴んだアンナがストップモーションをかけたように止まる。
乙女のような悲鳴をあげた女装姫を、いつもならば気持ちが悪いと一刀両断するところだろうに、どうした?と目線で問うよ葉に答えずアンナは次いで突然ハオのドレスをめくり上げた。
「ちょ!?アンナ!!?」
実の兄のそれとはいえ、スカートの中を見るのははばかられて慌てて目を隠した葉の動揺も気に止めずアンナは低くこぼした。
「……ない。」
「は?」
スカートを戻して、ハオと対峙したアンナは呆れたものか怒ったものか迷ったような声。
「なに本当に雌になってんのよ。」
指の隙間から見えたハオは、怒気を含んだアンナには葉が絶対にとれない反応を返した。
「……えへ☆」
第一王子改め女装姫改め、プリンセスの言うことには。
籠城中待っていた王子様(葉)が迎えに来てくれたと思ったら、何かが分裂してしまったそうな。
自分(姫)は王子様と帰りたいが、分裂したそれは残ると言う。
から、置いてきちゃった☆
だそうだ。
第一王子が王子を置いてきてどうするのだ、と。
お前が役目を半分残してきたのだからお前が取りに行け、と。
許嫁の雷になる前のピリピリとしたプレッシャーをかけられて葉は自室に戻っていた。
鏡には、我儘な兄に付き合って半生、彼に振り回されるのは慣れているはずの疲れた自分の顔。
「まったく、まいっちまうなー…」
誰にともなくごちる。
「本当、面倒くさい。」
その愚痴に、帰ってきた返事。
鏡には、見慣れた顔。
けれど、それは兄の現在の姿のように趣味の悪い格好をしている。
「まぁしょうがないんよ、ああいう人だからな。」
「しょうがなくなんてない。」
――先程は、アンナの前で驚いて見せたが、ハオがああして分裂したことを葉自身あまり驚いていない。
きっと鏡の中の女の姿をした自分の分身の幻覚も、気を許せば兄と同じように実体化するのだろう。
「どうしてハオの尻拭いを葉がするの?どうしてハオは王子の役目を果たさないの?どうして葉は自分のしたいように楽に生きられないの?」
そしてハオが分裂したように、こうして葉の本音を体現する。
「さぁハオを迎えにいかんとなぁ。」
お姫様の映った鏡には答えずに、また一人ごちる。
「いってらしゃい。」
見送りの言葉を後ろに聞いて、葉は扉を閉めた。
プリ☆ハオが居るならプリ葉もいるのか。
プリハオはハオ口調そのままだけど、プリ葉は女言葉がいいなぁ。そして黒葉王女。
黒さで言ったら、魔王ハオ>プリ葉>王子葉>プリハオ。
でも性格の悪さで言ったら、王子葉>プリ葉>プリハオ>魔王ハオ。
魔王ハオは純粋に悪なだけで、性格は悪くないイメージ。
というかリミックスで魔王ハオがピックアップされなくてSHIT!
だが“黒”騎士レンだと…黒だなんて暗黒面落ち、魔王ハオサイドに堕ちて勇者パーティーと対立!仲間割れwktk!!なんなら魔王ハオ&プリハオ×レンの3Pだとぉお!とたぎったから、まぁそれはそれで美味しいです。
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