いろいろありすぎて、ちょっとスランプというか、いろいろです。
酒の力を借りたらこんなんできた。

以下ホロ蓮。

チーム分け後の修行中のいつか。


なんでこうなったんだっけ？

片膝立てて座っている、もう片方の胡坐をかいた太ももに乗っかった蓮の頭を撫でてぼんやりと思い出す。
一人酒、つまみもなしにチビチビ飲んでいて、小言うるさいリーダーに見つかった。
面倒くせぇことになった、といい気分になりかけていた頭で考えて、オレのわっるい頭で考えた解決策は、
「しくった、のか？」
すやすやと、あんまり気持ちよさそうに寝てるもんだから。
「てか、酒弱いのかよ。」
拍子抜けだよ、といつもの仕返しとして頬を引っ張っても起きる気配もない。
潰しちまえ、と安易に進めた酒に、見事に潰れて、蓮はスヤスヤとオレにしがみついて眠っている。
「やけ酒の元凶が寝てんじゃねぇよ。」
悪戯に唇をひぱってみても、蓮は眉を寄せて顔をしかめるくらいの抵抗。

オレは悩んでいて、悩むのにしんどくなって酒に逃げた。
せっかく悩みがアルコールで吹っ飛んでたのに、悩みの元がやってきて、オレを枕に眠ってる。

悪戯の延長。
蓮の唇の間に、指を滑り込ませる。
眠っていて弛緩してる口は、容易く開けられて指の腹に湿った口内の感触。
んぅ、と小さく唸って、蓮は赤子がするようにオレの指をしゃぶった。
「オレ以外の前で酒飲むなよ、」
変な悪戯されても知らねぇぞ。

オレはいいけど、お前は嫌だろ、蓮。

本当に困ったリーダーだ。
オレが好きで好きでたまんねぇ癖に、認めない、そもそも気づいていない。
いや、気づかないフリ？　認めたくない？
いっそ認めて、オレを求めでもしてくれれば、すっきり断れるのに。
オレが悩む必要もないのに。
好きになれ、こっちを見ろ、オレを愛せと目線で行動で示す癖に、オレが拒否を示すことは許してもくれない。
男なんて無茶言うなよ、その性格で態度で好きになれなんて本当に無理を言う。

「あー、本当に、どうすっかな…」





優しいホロホロ←←←無自覚蓮。