以下、葉→蓮
先日から無反応蓮ブーム。
原稿と真逆のブームでﾔﾊﾞｲフラグしかたたない。

「ありがとう、ごめんなさい」

好きだと言われた。
オレも、貴様が好きだと言った。
でもそれはlikeであってloveじゃないだろう、オイラは蓮を愛していると言われた。
そうか、それは
「ありがとう、ごめんなさい」
そう返事をした。

人を思いやるという、優しいという感情を教えたのは葉だった。
葉は優しかった。
葉が好きだった。
そういう風に生きれたらいいなと思いながら、そう生きることはオレには無理だと思った。
その葉がオレを好きだと言う。
では、オレが感じていた優しさは？
それは大衆に向けるものではなく、恋情からなる扱いだったのか？
それを知っていたとしても、オレは葉の優しさをただ心地よく感じただろうか？

優しくしてくれて、優しくすることを教えてくれて「ありがとう」
けれどその想いはオレとは違う、お前のように生きられなくて「ごめんなさい」

葉がオレを抱き締めて、ベッドに押し倒して、上にのし掛かりオレを捕らえて口を塞ぐ。
好きだ好きだ、愛していると繰り返す。
キスも性交渉も嫌悪はない、葉のことが好きだ。
葉のように生きたいと思った、葉のように笑えたらと思った。
つまるとこと、オレは葉の笑みが好きなのだろう。
キスも性交渉も嫌悪はない、葉のことが好きだ。
はね除ければ済む話、セックスも葉の笑顔も、済む。
オレははね除けなかった、葉は手を止めなかった。
好きだ好きだ、愛していると、ただ繰り返していた。












恋愛感情なしで流されて無抵抗な蓮。