以下、以前クール（）萌え（？）の時に書いた学パロホロ蓮妄想。

・学パロ
・ホロと蓮は友人
・ヤリ●ン（）ホロ
・甘くない初体験妄想。
・書きたいところだけ書きだした。







別に、その時そうしなきゃいけなかった訳じゃないし、
なんなら口にしなくてもよかった。
でも、
「あー」
オレの意味のない声に、蓮、お前が振りむいて「なんだ」と聞いてきた。
「蓮とセックスしたら気持ちいいかも、って思った。」
クラスで比較的仲のいい友人のはずなのに、初めて上がった蓮の部屋は広くてきれいだった。
次期社長で、学校の授業も受ける必要なんてないらしい、黙ってれば見場がいいから女にだって苦労しないだろう、嫌みな奴。
意外なことに何の抵抗も文句もない蓮の身体を堪能してる間、筋肉ばっかの身体とか膨らみのない胸だとか股間についたモノだとか、に、オレは顔をしかめたり舌を出したりしていた。
一応蓮に見えないように顔を背けてからしていたつもりだったが、オレの表情に気付いた蓮が「言い出したのは貴様だろうが」とオレを馬鹿にした笑い方をしたから隠すのを止めた。

「こんなん、いつ吸うんだよ」
事後、ベッドの横にあったタバコを拝借すると、寝タバコはやめろと怒られた。
「ここにあるのが悪い」
それでも灰を落とさないように気をつけて、それから自分が寝転がっている汚したシーツの存在を思い出して今さらだと思った。
「それで、」蓮はだるそうに枕に顔を埋めたまま声を出した。「ご感想は？」
髪の間から覗いた眼がいつもの蓮で、それは一友人の眼で、オレは素直に答えた。
「ぶっちゃけ、ビミョー。」
「何だそれは。」蓮は呆れたような馬鹿にしたような口調だった。
ようように落とした女じゃないし、ピロートークとか服を脱がすまでの焦らしとか、言ってしまえば前戯とかキスとか「好きっていって」とか「今度のデートはいつ？」とか、面倒なだけだ。
「風呂借りる、」
寝室に戻ってこないで済むように、服もかばんも全部持って出ても蓮からは見送りの言葉もなかった。










蓮はきっとホロホロに片思いをしてた。
この後、なんとなくその恋心に気付いて、「ホモｷﾓい（外聞）」と「でも案外悪くなかったし蓮嫌いじゃないし（本音）」の間で揺れるホロが居てくれる。